子どもの「指しゃぶり」、いつまでなら大丈夫?
指しゃぶりは、赤ちゃんや小さなお子さんによく見られる自然な行動です。ですが、いつも指をしゃぶっていると、「歯並びに影響しないか心配になってしまう」、という方もいるかと思います。結論からお伝えすると、指しゃぶりはある年齢までは過度に心配しなくて大丈夫です。ただし、続く時期によっては歯並びへの影響が出てくることも。今回は、指しゃぶりと歯並びの関係について、わかりやすくお話しします。
指しゃぶりは自然なこと
赤ちゃんにとっての指しゃぶりとは
まず、前提として、指しゃぶりは決して問題行動ではありません。
赤ちゃんは生まれながらに「吸う」本能を持っています。指しゃぶりもその一つであり、精神的な安心感を得るための大切な行動です。
実はお腹の中にいる胎児も指しゃぶりをしていることがわかっているように、これは自然な本能であると言えます。
3歳ごろまでは気にせず、様子見で。
一般的に、3歳ごろまでの指しゃぶりは、歯並びへの影響はほとんどないとされているので、神経質になる必要はありません。この時期くらいまでは、多少の変化があっても自然に回復することが多いからです。
問題になるのはいつから?
4歳以降は注意しましょう
4歳を過ぎても日常的に指しゃぶりをしている場合は、注意が必要になってきます。この時期になると、指の圧力が歯やあごの骨に影響を与えやすくなってくる恐れがあるからです。
指しゃぶりが歯並びにどんな影響を与える?
4歳以降にも指しゃぶりをしていると、以下のような歯並びを引き起こす恐れがあります。
・開咬(かいこう):上下の前歯が咬み合わず、隙間ができる状態
・上顎前突(じょうがくぜんとつ):「出っ歯」の状態
・歯列の狭窄:上あごの歯並びの横幅が狭くなる
特に、永久歯が生え始める6歳前後まで続いている場合は、歯並びへの影響が残りやすいため、注意が必要です。
指しゃぶりをやめさせるにはどうする?
指しゃぶりは自然におさまることも多いですが、4歳を過ぎても続く場合には次のように対処してみましょう。
褒めて伸ばす
指しゃぶりはストレスや不安のサインであることも多く、叱って無理にやめさせようとすると逆効果になる恐れがあります。
まずは叱らず言葉でやさしく伝え、指しゃぶりをしなかった時間を褒めてあげるなど、自然にやめられるようサポートしてあげましょう。
それでも続くときは歯科へ
伝えてもなかなか改善しない場合は、歯科医院に相談しましょう。お子さんへの負担が少ない形でサポートすることができますので、歯並びへの影響が出始める前に対策しておくことが大事です。















