こんにちは、受付の田村です(^-^)
夏休みが終わり、子供達は新学期が始まりましたね!
お母さんたちは、正直ほっと一息という感じでしょうか。
今年は上野動物園にパンダの赤ちゃんが生まれ、話題になりましたね(^o^)/
夏休みにお子さんと一緒に動物園に行かれた方も、たくさんいらっしゃることと思います。
さて、パンダの大好物といえば硬い武や笹ですが、私たち人間には到底食べる事ができませんよね。
一体彼らの歯はどのようになっているのでしょうか?
パンダは生後3ヶ月頃に乳歯が生え始め、4ヶ月頃になるとお母さんの真似をして竹をかじったりしますが、まだ食べることはできません。7ヶ月頃になると乳歯から永久歯に生え替わり始めます。
そして、永久歯が生えそろうとようやく本格的に竹が食べられるようになるそうです(`・ω・´)
人間の歯は親知らずを含めて全部で32本ですが、パンダの歯は生えそろうと42本もあります。
また、パンダの奥歯は人間の奥歯の7倍もの大きさがあり、扁平で幅の広いかたちをしているため、
頑丈な歯と強力なあごによって、硬い竹でも砕きながら食べることができるのです。
ですが、主食となる竹や笹はあまり栄養価の高い食べ物ではありません。
パンダはそれを1日10~15kgも食べますが、糞の量は食べた分の約80%にもなり、
栄養として吸収されるのはわずか17%ほどと言われます。
動物園に行くとゴロゴロと寝転がっていることの多いパンダですが、
これはエネルギーを節約するためなんです。
起きている時は、ムシャムシャと竹を食べ、食べ終わったら横になって体力温存。
なんとも羨ましい生活ですが、「肉食目クマ科」であるパンダが竹を食べるようになったのには、
少し悲しい理由があるようです。
パンダは争い事が苦手な優しい動物のため、天敵やエサの競争を避け、さらには増加し続ける人間に
生息地を追われたこともあり、中国山岳地の奥地で生活するようになりました。冬眠をしないパンダが
冬でも1年中枯れず豊富に食べることができたのが、『竹』や『笹』だったのです。
もともとお肉も食べる雑食系の動物が、やさしい性格から消化吸収のあまり良くない食べ物を選んでいたことを知って少しかわいそうな気がしますが、ちょこんと座って細い竹を自分の手で上手に食べる姿は
今まで以上に愛おしく見えてしまいますよね(*´∀`*)