やっぱり気になる「歯の着色」

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こんにちは。だいぶ寒さも増してきて、すこし遅れた初雪の便りが各地から届き始めました。

 

「人の第一印象ははじめの3秒で決まる」と言われますが、その中でも視覚からの情報は55%を占めるそうです。優しい笑顔に白くてきれいな歯がちらっと見えたら素敵ですよね。

 

歯の着色汚れに悩んでいる方は意外と多いと思います。着色の原因は様々で、例えば以下のようなものが着色の原因となります。

・コーヒー・紅茶・緑茶・赤ワイン・カレー・ケチャップ・チョコレート 等

・タバコのヤニ

またこうした外からの付着とは別に、変色の原因が体の内側からのものもあります。

 

・テトラサイクリン歯(テトラサイクリン系の抗生物質を0~12歳頃の歯の形成期に摂取した方に見られる歯の変色。現在は8歳未満には原則使用しないこととなっています)

・加齢(外側にある白いエナメル質が薄くなり、その下にある黄色っぽい象牙質が透けて見えてくる)

・むし歯、神経が無い歯の変色 

 

外からの着色が原因の場合は、歯科でPMTCなどのクリーニングを受けることによって落とすことができます。

ですが、外部からの着色でも、そのまま放置していると歯の内部に入り込んでいくので、定期的に歯科健診にお越しいただき、落とせなくなる前にクリーニングを受けていただくことをおすすめします。

また、その際に他の変色の原因が見つかる場合もあります。着色・変色の原因や状況などによりさまざまな対処法がありますので、お気軽にご相談くださいね。 

根面むし歯を防ぎましょう

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こんにちは。秋もだんだん深まり、温かいものがおいしい季節になりましたね。

高齢者の方の歯が長く見えることがありませんか? これは歯肉が下がり、今まで歯肉の中に隠れていた歯の根元部分が見えるようになったことでそう見えているのです。

歯肉下がりのサインは、他にも「歯と歯の間に物がはさまりやすくなった」「歯が染みる」などが挙げられます。「歯肉下がり」は実は20代頃から徐々に進行していると言われます。

 

歯肉が下がると歯肉の中に隠れていた硬いエナメル質に守られていない象牙質が露出してきます。象牙質は表面が柔らかくザラザラで、汚れが付着しやすく、また、お口の中の細菌が作り出す酸にも弱いた め、むし歯になりやすくなります。このように歯の根元がむし歯になることを「根面むし歯」といいます。

 

高齢者の歯の根の神経は細くなっており、また根面むし歯は歯に穴が開いたようになりづらく、色もつきにくい傾向があるため、痛みを感じにくく、知らない内に進行が進み、気づいた時には大きなむし歯になっていたということが多いのです。

根面むし歯を防ぐには?

●歯肉下がりの要因である歯周病の進行を防ぐ  

    歯科で歯石・プラークを取り除き、メンテナンスを受けましょう。

●ゴシゴシ力を入れて歯磨きをしない  

  力を入れすぎていると、歯肉が傷つき、歯肉下がりの原因となります。  

    また、歯ブラシの毛先が広がり、汚れを十分落とせません。

●歯と歯肉の境目を意識して磨く  

  歯の表面だけでなく、歯と歯肉の境目もしっかり(でも力は入れずに)磨きましょう。

●お口の中が酸性に傾く前に食後は早めに歯磨きをする

 

歯磨きが難しい場合はうがいをするだけでも違います。 お口の中や歯と歯の間など、ブクブクとお口全体に水を強く当てて汚れをかき出すイメージでうがいをしましょう。  

 むし歯の進行が早く、歯が折れてしまうなど、歯を失う原因にもなる根面むし歯。日頃の心がけでリスクを下げることができます。気づきにくいむし歯ですので、定期的に歯科で検診を受け、確認してもらいましょう。

11月の医院からのお知らせ

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11月 診療時間変更のお知らせ

  2日(木)  17:00 まで診療

12月 診療時間変更のお知らせ

 8日(金) 午前休診(3歳児健診)

30日(土) 休日歯科当番医(15時まで) 

年末年始の休診日

 12月31日(日)~1月4日(木)

 

※その他木曜・日曜・祝日は休診となっております。

診療スケジュールはトップページのカレンダーでもご確認いただけます。

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どうぞよろしくお願いいたします。

2023年10月のお知らせ

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10月 診療時間変更のお知らせ

 11日(水) 16:30 受付終了

 21日(土) 10:00 受付終了

11月 診療時間変更のお知らせ

 2日(木) 17:00 まで診療

 

※その他木曜・日曜・祝日は休診となっております。

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“味覚”の秋

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厳しい残暑も少しずつ落ち着き、ようやく秋の気配が感じられる頃となりました。秋といえば食欲の秋ですが、近年は秋の味覚の代表格であるサンマの価格が上がり、すっかり高級魚になってしまいましたね。

味覚には五つの種類があり、「塩味・苦味・甘味・酸味・旨味」があります。

よく「幼い頃は薄味にして素材の旨味を味あわせましょう」と言われますが、それは幼い頃の経験によって好む味や甘味・塩味などの加減が人生でずっと影響を受けるからです。

幼い頃に濃い味に慣れてしまうと、薄味ではもの足りなく感じてしまうようになります。

また、大人になって味覚が変わることもあります。 例えばサンマのハラワタが幼い頃はただ苦くて苦手だったのに、大人になるとそれが美味しく感じるようになることがありますね。みなさんにも似たような経験があるのではないでしょうか。

人工的に加えられた甘味や塩味などは病みつきになり、食べることをやめられずつい食べ過ぎたりすることがありますが、素材に含まれる旨味はほどほどのところでやめることができる、依存性がない美味しさです。

やはり健康のためにも、幼い頃にどのような食の経験をして、どのようなものを好むようになるかということはとても大切なのです。

 

日本には四季があり、季節ごとに美味しいものがたくさんあります。

味覚の成長は3~4歳頃までが著しいといわれます。さまざまな食材や食感、味を繰り返し経験させて味覚を育ててあげましょう。苦手そうに見えたものでも、見た目や調理法、食べるときの環境などによって好んで食べることもあります。決して無理強いせず、長い目で見守ってあげましょう。

「ゆっくりよく噛んで食べる」「食べたら歯磨き」という習慣もつけてあげてくださいね。

オーラルフレイルを防ぎましょう

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こんにちは。8月下旬とはいえ、まだまだ暑い日が続きます。

つい冷たいものやあっさりしたものばかり食べてしまいがちですが、しっかり食べて、しっかり休んで、夏の疲れを癒しましょう。

 

「最近噛めないものが増えてきた」

「飲み込むときにむせることがある」

「しゃべりづらくなった気がする…」

 

そういった些細なお口の衰えを感じることはありませんか?

 

そのような衰えが重なっていくと、「オーラルフレイル」という、お口周りの筋力の衰えから始まる心身の機能低下につながっていきます。

 

食事がうまく摂れず、栄養不足に陥る。話しづらく人と話すのがおっくうになり、家にこもりがちになる。動かないので筋力が衰える…。そういった負の連鎖が起こってしまいます。

オーラルフレイルの主な原因には、

 ①加齢による筋力低下 

 ②歯の本数の減少 

 などが挙げられます。

 

歯の数が少ないほど、フレイルや認知症、寝たきりになる確率があがります。

 

若いうちからしっかり歯のケアをし、歯科検診を受け、なるべくたくさんの歯を残すことはとても大切です。また、以下のような体操を行うことでお口周りの筋力低下を防ぎましょう。

 

【お口・舌の動きをスムーズにする体操】

 ◆パタカラ体操 パパパパパパパパ…カカカカカカカカ…と8回ずつを2セット行います。

  パ → 唇をはじくように

  タ → 舌の先を上前歯の裏につけるように

  カ → 舌の奥を上顎の奥につけるように

  ラ → 舌を丸めるように

  このように「しっかり発音する」のがポイントです。

【飲み込む力をつける体操】

◆開口訓練 1回2セット、朝夕行いましょう。

 ①ゆっくり大きく口を開けて10秒そのままにする。(無理のない範囲で開けましょう)

 ②しっかり口を閉じて10秒そのままにする。

◆ごっくん体操

 ①喉ぼとけに手を当ててつばを飲み込み、喉ぼとけが上がることを確認する。

 ②喉に手を当てたまま顎を少し引き、つばを飲んで喉ぼとけを上げ、5秒そのまま保つ。(無理のない秒数で行いましょう)

 ③息を腹から一気にしっかり吐き出す。

 

適度な外出や運動をする、家族や友人とのおしゃべりを楽しむ、カラオケで歌う、柔らかいものばかりでなく、歯ごたえのあるものを食べる、など、日々の生活での積み重ねが何よりも大切です。

 

毎日を楽しみながらオーラルフレイルを防ぎましょう!

夏休みに多いお口のトラブル

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みなさんこんにちは。学生たちは長い夏休みに入り、楽しい日々を過ごしていることと思います。

特に夏休みの中高生に多いお口のトラブルとして、部活中にぶつかったり、転んだりして歯が折れたり、抜けたりすることが挙げられます。このような時に有効な対処法をお伝えしたいと思います。

 

①折れたり抜けたりした箇所をなめたり、洗ったりしない。

神経に雑菌が入り込んで感染してしまいます。なるべくいじらないようにしましょう。 独断で消毒をすることもしないでください。

 

②取れてしまった歯を洗わない。

折れたり抜けたりした歯が口腔内から飛び出し、土などで汚れていることもありますが、水で洗わないでください。特に根から抜けた歯の根元には、歯の根元と歯肉の中の骨をつなぐために必要不可欠な「歯根膜」という薄い膜がついています。洗ってしまうと歯根膜に傷がついたり、取れてしまうことがあります。

また歯を持つ際は、歯の根元を持たず、歯冠部を持つようにして、歯根膜に触れないようにします。歯根膜を守ると、歯を元通り使える可能性が上がります。折れた歯も折れた部分を持たないようにしましょう。

 

③取れた歯を適切に保存し、できるだけ30分以内に歯科に行く。

歯はできれば「歯牙の保存液」に浸して保存します。保存液がない場合は、牛乳や生理食塩水、それもなければお口の中に入れておくのも手です(飲み込まないように注意!)。 これらの中に浸し、とにかく乾燥させないようにして、できるだけ早く歯科を受診しましょう。歯牙の 保存液はネットでも購入できますので、救急箱に備えておくとよいかもしれませんね。  

また、外傷で歯がグラついたり、歯肉に歯がめり込んでしまうこともあります。これらも一見大丈夫そうに見えても、歯根膜に大きなダメージを負っている状態です。決して放置せず、なるべく早く歯科で適切な処置を受けてください。

 

2023年8月の夏季休診のお知らせ

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8月 診療時間変更のお知らせ

10日(木) 18:00 受付終了

11日(金) 休診

12日(土) 16:00 受付終了

13日(日) 休診

14日(月) 休診

15日(火) 休診

16日(水) 休診

17日(木) 18:00 受付終了

 

※その他木曜・日曜・祝日は休診となっております。

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歯周病の恐ろしさ

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みなさんこんにちは。気温が上がり、ジメジメした季節になりました。食中毒の危険性がグッと上がりますので、注意しましょう!

「歯周病の症状」と聞いて、みなさんはどんなことを思い浮かべますか? 一般的なのは歯肉からの出血、歯が抜ける、歯がヌルヌルする、口臭…等ではないでしょうか。

 

このようなお口の中のトラブルが思い浮かぶ方がほとんどだと思いますが、実は歯周病は体全体の病気やトラブルにも深く関係していることが分かっています。

 

以下はその一例です。

心筋梗塞・動脈硬化・心内膜炎・糖尿病・誤嚥性肺炎・認知症・関節リウマチ・消化器系のがん・早産 低体重児出産・肥満 等

 

歯周病の原因は歯垢の中に含まれる細菌ですが、その菌が歯肉から体の中に入り込もうしてできるのが歯周ポケットです。その際に炎症が起こり、出血するのですね。

 

そしてその炎症によってできる毒性の物質が出血箇所から血管に入り込み、全身に回り、さまざまな場所でトラブルを引き起こしていきます。

 

もちろん歯周病菌だけが原因ではなく、生活習慣や要注意因子がもともとあることもありますが、歯周病菌との相互作用で悪化のサイクルを形成していることが分かってきています。

 

簡単に例を挙げてみます。

【例 糖尿病】

①糖尿病のため高血糖になり、免疫が低下する→②口腔内の細菌が増え(歯周病が悪化)、細菌から出る毒素が増える→③毒素が血管から入り、インスリンの効果を阻害する→①に戻る

毎日の歯磨きでは歯周病菌の温床である歯石や細菌の膜であるバイオフィルムなどは除去することはできず、歯科での専門的なケアが必要となります。

 

成人の約8割は歯周病だと言われます。むし歯などの症状がなくても定期的に歯科にお越しいただき、根本的な歯周病治療を受けてくださいね。

舌苔がつきやすいお口とケアについて

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気持ちいい新緑の季節が過ぎ、いよいよ沖縄が梅雨入りしました。道々に咲く色とりどりのアジサイを楽しみながら夏の一歩手前のこの季節を過ごしていきましょう。

 

鏡で舌を見てみると白っぽい苔のようなものがついていて、気になったことはありませんか?これは「舌苔(ぜったい)」というものです。

 

これは、食べカスや舌からはがれた皮、細菌などが舌のデコボコに入り込んで付着しているものです。通常だと唾液の洗浄力などで気にならない程度になっているものですが、以下のような方は注意が必要です。

・唾液が少ない

・舌の力が弱い

・口呼吸をしている

・咀嚼回数が少ない

・口を動かすことが少ない  等  

舌苔は多少ついているくらいが正常ですが、多くなってくると口臭、食べづらさ、話しづらさを感じたり、味覚障害、舌炎などの症状が現れます。また、抗生剤を服用していると黒いものがつくことがありますが、これは「黒毛舌(こくもうぜつ)」といい、抗生剤の服用をやめれば自然に治ることがほとんどです。  

舌苔のなかには細菌が多く存在していて、これは特に高齢者の誤嚥性肺炎のリスクを高めます。高齢者は舌苔の蓄積が起きやすいので、日頃から舌苔をためないよう注意し、必要な舌のケアを行うようにしましょう。

 

 

舌のケアは歯ブラシ(できれば舌ケア用のブラシ)で奥から手前になでるように優しく行いましょう。正常な舌は全体がきれいなピンク、もしくは少し暗いピンクでしっとりやわらかく、中心にうっすら白い苔がついています。

苔を全部とらなくては…とゴシゴシこするのは絶対にやめましょう!やりすぎはかえって舌を痛め、逆効果です。

でもやっぱり舌苔が気になる、たくさんついてしまっている…など、気になるようでしたら、まずは歯科でご相談ください。適切なケアの方法をお伝えします!